耳にしたことはあるけど、詳しくはわからない…。
「治療費が高い?」
「手術が必要?」
インプラントという言葉自体は広く知られていますが、まだまだ正しく理解されている方は少ないのが現状です。
では、インプラントはどのような治療なのでしょうか?
インプラント治療とは、失った歯根のかわりに人工の歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、固定させた上に人工の歯をかぶせて自然の歯の噛む力、見た目を回復する最新の歯科治療法です。
歯を失うということは、見えている部分の歯冠だけでなく、それを支えている歯根までを失うということです。人工の歯根となるインプラントはチタン製。チタンは骨と結合する特製をもっています。また、地球上でもっともアレルギーの少ない金属で、金属アレルギーの方でも特殊な場合を除き、使用していただけます。
顎の骨にしっかりと固定されるインプラント治療は、ぐらついたりせず、取り外して洗う必要もありません。天然の歯と変わらない感覚で噛むことができ、自然で美しい歯を手に入れることができる、それがインプラント治療なのです。
北米、ヨーロッパ、日本において、1本以上の歯を失っている人は2億4000万人以上と言われています。 また、全く歯のない状態(無歯顎)で悩みを抱えている人は、全世界の人口の6〜10%を占めます。
そのなかでインプラント治療を受けているのは400万人にも上ります。
1965年から続く長い研究、臨床試験の歴史において、インプラント治療の効果と、寿命の長さが立証されており、40年間の使用例も報告されています。
特に骨結合(オッセオインテグレーション)と顎の骨の保護という面でも多くの歯科医師、患者様から支持を受けています。
インプラントクラウン、インプラントブリッジなど素材は様々あります。
ポーセレン(セラミック)を使ったものが一般的ですが、噛み合わせの力が特に強い方、歯ぎしりがある方などは、噛む面を金などの金属で覆ったものを使用することもあります。
骨に埋め込むインプラント体の上に取り付ける器具です。設計によって様々な種類があります。上部構造をスクリューで固定する方法と、セメントで固定する方法によって、使用するアバットメントが異なります。
チタンで出来た骨に直接埋め込むインプラント体です。骨のサイズ、形態に合わせて様々な形のインプラント体があります。
1965年、ブローネマルク教授によって治療された最初の患者さんは、インプラント治療後、40年近く当時のインプラントを使用して、最近亡くなりました。
現在ブローネマルクインプラントの20年累積残存データとして発表されているものには、1983年から85年にかけて治療された報告で、 上顎90%、下顎92%というデータが発表されています。
また10年以上では96%、5年以上は98%の成功率が報告されています。インプラントは日々研究が重ねられ、改良され進化し続けています。
インプラントの維持にはご自身のケアが重要です。主治医の指示に従い、日頃のお手入れや定期健診など、患者様自身のケアをしっかりと行い、永く快適にインプラントを使っていけるようにすることも大切です。